脳梗塞の原因と予防
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脳梗塞にはアテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症・ラクナ梗塞の3つに分類されます。アテローム血栓性脳梗塞とは脳や首の血管が詰まったり、そこから血栓が剥がれてさらにその先にある血管が詰まる状態をいいます。心原性脳塞栓症とは心筋梗塞や心房細動、心臓弁膜症などによりできた血栓が、血液の流れに乗って脳に運ばれていき詰まりを起こす状態です。ラクナ梗塞は老化や高血圧によって、脳の深部にある毛細血管に直径15mm以下の小さな脳梗塞ができることを指します。
脳梗塞は糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満などの生活習慣病になっている人に起こりやすいとされています。それに喫煙の習慣のある人も要注意です。これらはどちらも脳梗塞の下地になる動脈硬化をもたらす原因になります。また心房細動によって血液の塊りができ、それが脳血管までいって詰まりを起こすことも分かっています。読売巨人軍の終身名誉監督・長嶋茂雄さんを襲ったのもこのケースでした。
脳梗塞の前兆としては、言葉が出ない・物が2重に見える・食事中に箸を落とす・体の半身が痺れるなどさまざまな症状があります。これらは本格的な発作を起こす前のTIA(一過性脳虚血発作)と呼ばれる前触れ発作です。この段階では血栓がすぐに溶け、短時間で症状が治まってしまうケースが多いです。この前兆を見逃さず、すぐに専門病院で検査を受けることが重要となります。
脳梗塞を予防するには何よりも生活習慣を改善することが大事です。原因となっている糖尿病・高血圧・高脂血症にならないように食べ過ぎや過度の飲酒を控えるべきです。また、喫煙も血液をドロドロにする要因ですので危険因子と言えます。さらに夏の時期には水分不足から血液の粘度が高まり、脳梗塞が増えるという調査結果もあります。こまめに水分補給することも忘れないで下さい。
脳梗塞の後遺症
脳梗塞はどの部分にできたかで後遺症も変わってきます。運動機能に関係する部分なら半身麻痺、知的中枢なら痴呆、視覚中枢なら視力低下や失明などが起きます。さらに言語障害や情緒障害になるケースも多くみられます。これらの後遺症に対しては、病院で専門家である理学療法士の指導でリハビリテーションが行われます。