高血圧の症状と検査
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高血圧とは、心臓が全身に血液を送り出すときの圧力が基準値以上に高くなっている状態のことです。適切な治療をせず放置すると動脈硬化を引き起こす可能性がでてきます。さらには脳卒中や心臓病・腎臓病などいろいろな合併症をもたらす危険もあります。ただ、自覚症状がはっきりとあるわけではなく、見過ごされがちな病気といえます。
高血圧の約8割は原因のわからない本態性高血圧です。長年にわたる生活習慣や遺伝子の影響が考えられますが明確ではありません。ただ、原因となる危険因子は明らかになっており、塩分の摂り過ぎ・肥満・過労・ストレス・運動不足・血管の老化などがあります。特に食塩に関しては、日本人はしょうゆ・みそ・お漬物など塩分の多い食品を常食しており、国際的にも摂取量が高いです。1日あたりでは欧州の5〜6グラムに対し、日本では11〜13グラムとなっています。
また、残りの2割は、腎血管硬化症や腎炎などからくる腎性高血圧と、副腎などのホルモン異常に起因するものです。これら原因が特定できるものを2次性高血圧症と呼ぶこともあります。
高血圧の症状には動悸・息切れ・眩暈・肩こり・頭痛などがあります。しかし、これらは通常の風邪や疲労などでも起こることであり特有の症状とはいえません。ですので、基本的には無症状のまま放置され、ある時に突然心臓病や脳卒中などの合併症に襲われることになります。このため高血圧のことを『サイレント・キラー(沈黙の殺人者)』と呼ぶ場合もあります。
高血圧の診断には問診以外にも色々な検査を受ける必要があります。血液・尿・眼底検査をはじめ胸部X線検査や心電図検査などです。これによって本態性なのか2次性なのかを判断します。そして合併症の疑いがある場合は、さらに超音波検査やCT・MRI検査で画像診断することになります。
高血圧の治療法
高血圧の治療には、生活習慣をさまざまな点で改善していくことが求められます。まず、食事療法として塩分とカロリーの制限があります。それに過度のアルコール摂取や喫煙も危険因子ですので止めなくてはいけません。また、高温の湯舟に入る時や排泄時の力みも血圧を急上昇させるので注意する必要があります。さらに精神状態も直接影響を与えますので、ストレスをためない生活を心掛けるようにします。これらを実行してもなお血圧が下がらない場合は、降圧薬などの薬物療法を行います。