結核の症状・検査・治療
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結核の初期症状には咳や痰・微熱・食欲不振・体重減少などがあります。はじめは風邪と似ているので見過ごしてしまいがちです。ある程度進行すると血痰や息切れが起こり、最悪のケースでは呼吸困難から死亡することもあります。肺結核が最も多いですが、肺外結核といって脳・腎臓・骨・リンパ節など肺以外の部分に影響がでることもあります。進行スピードは比較的ゆっくりですが、抵抗力のない乳幼児などはすぐに重症化する危険もあります。
結核は感染症ですので、発病している人がくしゃみや咳をすると結核菌が空気中に飛び、それを吸ってしまった周りの人が感染してしまう可能性があります。ただ、感染しても実際に発病するのはその内の1割ほどです。また発病者の大半は感染してから2年以内に発病しているされています。
結核菌に感染しているかを診断する方法としてはツベルクリン反応検査が一般的ですが、最近では血液で判断する検査法も開発されています。結核を発病しているかどうかについては喀痰の菌検査とエックス線検査で診断を下します。治療にあたっては3〜4種類の薬を6〜9ヶ月服用することになります。ただ、割と早い時期に症状が治まるため服薬を素人判断でやめる患者さんが多く、その間に薬に耐性ができてしまい治療が長引くことがあります。また、長期間の薬の服用は肝機能障害などの副作用をもたらす可能性もあります。
結核は薬で治療可能
結核は戦後すぐの時期まで治療困難な病気であり、空気のきれいなところで安静にしているしか方法がありませんでした。実際に1950年までは日本人の死亡原因の1位は結核でした。有効な抗結核薬が開発されてからは、重症患者を除き半年ほどの短期間で治療できるようになりました。ただ、現在でも1年間で2千人以上の患者さんが亡くなっている以上、危険な感染症であることには違いがありません。