花粉症の原因と治療法

花粉症の患者数は年々増加傾向にあり、日本全国で約2千万人いると推定されています。春先に大量に飛ぶスギ花粉が8割ほどを占めています。一般的には子供の時期には男性がなりやすく、成人してからは女性に多くなるといわれています。
花粉症の急激な増加には、戦後の造林計画による杉花粉の増加や大気汚染による鼻粘膜の弱体化が考えられます。また最近では、体の6割ほどの免疫細胞や抗体があるといわれる小腸内の免疫バランスが崩れていることが原因であるという指摘もあります。
花粉症の原因は植物の花粉(アレルゲン)です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することで、反復性の目のかゆみ・鼻水・咳・くしゃみ・鼻詰まり・頭痛などのアレルギー症状が現れます。花粉の飛散時期に合わせて起こるので季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
花粉症の治療法としてはステロイド剤・抗アレルギー剤・レーザー治療・漢方薬などがあります。ステロイド剤の注射は免疫の働きを弱めてアレルギー反応を抑える作用と炎症を抑える作用があり、とても効果的なものです。しかし、副作用の危険性も強く重症患者のみに使用され、服用期間も10日前後が限度とされています。抗アレルギー剤は、花粉症の症状を起こす原因物質ヒスタミンの放出を抑える薬です。

花粉症対策について

日常できる花粉症対策にはさまざまな方法があります。基本的ですが、外出時にマスクやサングラスをすることは花粉の侵入を約半分にするとされ予防には効果的です。また、髪の毛に花粉が付かないように全体につばのある帽子を被ることも有効です。最近では専用の花粉症グッズがいろいろ販売されていますので活用してみてください。

花粉症の飛散時期

花粉症の原因になっている植物は60種類以上が確認されています。主なものとしてはスギ・ヒノキ・カモガヤ・シラカバ・ブタクサ・オオアワガエリなどがあります。飛散時期は春先のスギ花粉がよく知られていますが、基本的に年間を通してなんらかの花粉が飛んでいるというのが実情です。