腎臓がんの原因と症状
腎臓がんは 成人に発生する腎細胞がんと小児に発生するウィルムス腫瘍があります。50代から60代にかけて頻発し、男性の方が女性よりも患者数が多い傾向にあります。腎臓癌は進行するとリンパ節転移をはじめとして肺転移や骨転移する場合があります。また、衛生病変といって画像診断で捉えられないほど小さなガンができるのも特徴です。
腎臓がんは喫煙によるたばこ害や肥満などが危険因子と考えられています。また、金属加工業・塗装業に従事する人に多いことも分かっています。しかし一部の癌を除き、まだ原因について医学的にはっきりとした結論がでているわけではありません。
腎臓がんがある程度進行した場合は、症状として血尿・疼痛・腹部腫瘤などが起こります。しかし、初期の段階では自覚症状がそれほどないため、以前は早期発見されることが難しいと言われていました。しかし、CT検査や超音波検査などの画像診断技術の進歩によって、リンパ節転移などを起こす前の軽度の状態の時に治療を受けられるケースが増えてきました。
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腎臓がんの検査と治療
腎臓がんの診断は、超音波検査やCT検査・MRI検査などの画像診断が基本となります。これらの結果から腫瘍の大きさや発生部位、悪性か良性かの判断をします。また、骨に転移があるかどうかを調べるための骨シンチ検査なども行います。各種の画像診断の結果からでは確定診断できない時は生検することもあるのですが、腎臓がんでは一般的には行っていません。
腎臓がんの治療には外科療法による手術が根幹となります。一般的には、腎臓全体とその周囲をまるごと摘出する腎全摘術が行われています。ただ、近年の研究により腎臓ガンの部分だけ摘出し、残りは温存するという腎温存手術が可能となってきています。また、内視鏡を腹壁からいれて治療する腹腔鏡手術に関しては、腹部の傷が小さくてすむ良さはありますがいくつかの技術的問題も残っています。その他では、インターフェロンなどの薬を使った免疫療法が比較的有効と考えられています。抗がん剤による化学療法や放射線治療はそれほど期待できません。