国際ガンダム学会が発足
スポンサードリンク
国際ガンダム学会が発足されることを広島経済同友会アニメーションビエンナーレ基金が7月28日に発表しました。この学会は長年日本で人気を誇っているアニメ『機動戦士ガンダム』について学問的に研究しようと試みる団体です。
アニメのストーリーは、地球に人口増加が続いたことで人類がとうとう宇宙移民を開始し、そのことで新たな争いや葛藤が生まれるという未来世界を描いたものです。このことは決して空想上の出来事ではなく、実際に人口爆発を続けている地球が近い将来向き合わなければいけない現実を警告しているものと捉えることもできます。
国際ガンダム学会では会長に橋爪紳也・大阪府立大学特別教授を向かえ、建築工学や社会学の研究員など本当の専門家集団で構成されます。そして『機動戦士ガンダム』の中で提示された環境・人口・食糧問題を含む数々の諸問題について、社会学や経済学に基づき分析・議論を展開していきます。8月の終りには広島市内で設立シンポジウムが開催されることも決定しています。
機動戦士ガンダムとは
国際ガンダム学会ができてしまうほど高く評価されている『ガンダム』とはどんなアニメなのでしょうか?ガンダムシリーズ第1作である『機動戦士ガンダム』がテレビ放送されたのは1979年4月7日〜1980年1月26日にかけてでした。物語では人口爆発を続けた人類が地球上では納まりきらず、宇宙に移民をはじめた宇宙世紀0079年が舞台となっています。スペースコロニーと呼ばれる宇宙空間に点在する居住地の一つであるサイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦からの独立を求めて戦いを挑んでくるというストーリーです。主人公の少年アムロ・レイがいくつもの偶然から地球連邦軍の新型MSガンダムのパイロットとなり、長年の宿敵となるシャアをはじめとするさまざまな人達との出会いや戦いを通して人間的に成長していきます。『機動戦士ガンダム』の秀逸なところは、戦いを中心とした物語でありながらどちらかを善とする安易な勧善懲悪に陥っていない点です。また戦争賛美や反戦の思想に偏らなかったことで、見ている人に『宇宙戦艦ヤマト』同様の宇宙論的問いかけを与えたことも素晴らしかったと言えます。